町の中心部からは少し離れたところにあり、絶景などに巡り合える秘境。山口県内にも有名観光地ではない、秘境といえるスポットがいくつか存在します。
前回は山口県の東部にある秘境をご紹介しましたが、今回は下関・山陽小野田・美祢・長門・萩と、山口県西部にある身近なスポットからマイナーなスポットまで7ヶ所ご紹介します。
夕暮れの時の風景は神秘的です。
下関市豊北町の国道191号線の海岸そばに立つ「二見夫婦岩」。男岩と女岩の二つの岩は、神聖な岩として信仰されており、しめ縄で繋がれています。特に響灘に夕日が沈む頃、岩と海と太陽があいまって作り出す風景は神秘的です。
樹齢約1000年の森のように見える大木。
「川棚のクスの森」は、樹齢は約1000年で、日本三大樟(くす)の1つに揚げられる大木です。たった一株ですが、大きく広がる枝が、まるで森のように見えるため、この名前がつけられました。また、その生命力の強さからパワースポットとしても人気です。
奇岩の間から観る夕陽が美しい。
「本山岬」には、くぐり岩・五徳岩・眼鏡岩などの名称で呼ばれている奇岩がそびえ立っており、干潮の時には側まで歩いて行けます。この辺りの夕日は美しいことで有名ですが、こちらでは奇岩の間から夕陽を眺めることができ、一味違った楽しみ方ができます。
岩の海。
美祢市伊佐町の山奥にある「万倉の大岩郷」は、大きな岩が堆積して出来た岩の海で、国の天然記念物に指定されています。たくさんの大きな岩が並んでいますが、未だになぜこのようになったのか解明されていない不思議な空間です。
秋吉台の中に唯一の森。
山口県美祢市中・東部に広がる日本最大のカルスト台地である秋吉台。「長者ヶ森」は秋吉台の中に唯一の森で、パワースポットとしても有名です。人の手によって植樹されたという言い伝えもあります。中はひんやりとした神秘的な空間となっています。
緑の芝生、濃紺の海、乱立する奇岩怪石などが素晴らしい岬。
「川尻岬」は、長門市の向津具半島の最北端に位置する小さな岬。緑の芝生、濃紺の海、乱立する奇岩怪石などの自然が美しい場所です。先端の高台に設けられた白亜の灯台が景観に彩りを添えています。遊歩道を歩いて灯台まで行くこともできます。
落差20mの風格がある滝。
「扇子落滝」は、萩市の福井下金峯と川上地域の境に位置する萩を代表する落差20mの滝。この風格ある美しい滝を、山口県1番の滝にあげる方も多いです。滝までの道は中国自然遊歩道の一部となっています。
いかがでしたか?「そんなところにこんなスポットがあったんだ!」とこれまで気づかなかったスポットもあったかもしれません。秘境だけあって、少し離れた場所が多いですが、行く価値はあるので、いつもと違った景色が見たいという方にもおすすめです。
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